14年
東日本大震災から14年、コロナもありあっという間に感じます。すべての犠牲者のご冥福をお祈りします。
被災した日はまだ前の道場でした。手作りで今より狭くとてもきれいな道場とは言えませんでした。それでも思い入れはありますね。その時は昼のレッスン中、当時の生徒が「これはヤバい。鉄扉を開けましょう」と開けてくれました。僕は「とりあえず道場を出てファミリーマート(比較的新しいビル)に行こう」と皆に伝え非難しました。古い道場のビル…箱の様に横にガチャガチャ揺れている。道路も目に見えて波打っている。行きかう車も「でかい」と思ったのか停止していました。倒壊するかと本気で思いました。揺れも納まり道場に戻るとありえないようなクラック(ヒビ)が壁に入っていました。4mくらいのクラックでした。鉄扉もきっちりっ締まらなくなってしまいました。生徒の判断が正しかった。被害はクラックとスピーカーが落ちたくらいで大きな損害はありませんでした。ニュース見たらありえない光景が…練習はやめにして生徒の皆さんに家や周りが無事か確認するために帰ってもらいました。夜は帰宅難民が沢山いるということで道場を介抱しました。ま、僕のブログ、ツイッターなんて影響力も無いのですが、女性一人泊まりに来ました。それでも人のためになったのは幸いです。
今働いてくれてるカズキは岩手での被災者の一人。当時中学生だったカズキ、校長先生の一言で校庭に集合していた生徒、先生たち全員で山に避難。津波を背に逃げたそうです。運、運命ってのは残酷でもあります。が、カズキがこうやってうちで元気に働いてくれている。本当運命を感じるとともに、生きている、生かされていることに感謝です。
二度と被災したくはないですが、(もしも)の為には備えなくてはなりません。地震がくる!と煽るわけではありませんが、やはり心の準備は必要だとこの時期になると強く感じるものです。
写真は当時の道場が分かるものこれしかすぐに出てこず…周平も若いですね。余談ですが、プロレス新人の周平、ディファ有明の寮で寝泊まりしていました。地下に寮があるので液状化で浸水してきたそうです。慌てた周平は衣類とかで布団とかを守るために堰止め